いろんなメーカーから出されている「メカニカルキーボード」。
なんか響きだけでもかっこいい、結構趣味趣向が強いアイテムだと思います。
で、ここで疑問がひとつ…
赤軸メカニカルキーボードってどんな感覚なんだろう?
僕の答えは「軽快なアクションが自然に連続してめっちゃ楽しい!!」でした!!
赤軸って結局のところメカニカルじゃないですか?
やっぱり高級キーボードといえば静電容量無接点スイッチ一択でしょ!みたいな意識ありません?
僕もこれを触るまではそう思っていたんですが…実際に使ってみた所やっぱり結構違いますね…
なんていうかその、別ベクトルの楽しさ。っていうかそんなかんじです。
スキーとスノーボードは同じくウインタースポーツですけど、フィーリングは全然違いますよね?
斜面を滑るのは同じなのに全く違った体験で、とはいえどことなく似ている…そんな棲み分けがされているように感じます。
このキーボード…なかなかの快感!
そんな気持ちにさせてくれたキーボードを実際に使ってレビューしていきます。
こんな方におすすめ
- ゲーミングキーボードを買おうと思っている方
- メカニカルスイッチ「赤軸」を買おうと思っている方
HyperX ALLOY FPS PROレビュー
HyperX ALLOY FPS PROはCherryMX Red 、いわゆる赤軸を採用したキーボードです。
僕は今回テンキーレスモデルを購入。87キーの英語配列です。
実はFinalFantasyXIVの推奨キーボードだったりもします。
仕様もろもろは割愛します。
このページをご覧になっている皆さんは既に色々調べていらっしゃるはずですからね。
さくっとレビューしていきますね。
HyperX ALLOY FPS PRO 赤軸の触り心地・打鍵感はどう?
CherryMX Red、実は初めて触りました。
というかメカニカルスイッチ自体初めてだったんですよ。ゲーマー歴な無駄に長いですが、ずっとRealforceしか使ってこなかったので…
で、実際の感想。
思ってたより イイ!!!
これは「スルメキーボード」だッッ!!!
スルメキーボードって何やねんとツッコミが来そうですね。
お答えします。
「使えば使うほど楽しくなるキーボード」です。
(この辺りは次項でしつこく書いています)
お恥ずかしながら、「メカニカルスイッチって「カチカチ」とか「パチパチ」なんでしょ?」みたいな雑な知識しかなくてですね…
とにかく青軸とか緑軸は音がデカイぐらいの認識しかありませんでした。
で、赤軸はそのメカニカルスイッチの中でも音が小さいだけ。なんてアバウトなんでしょうね。
思っていたより良かったポイントは3つあります。
- 赤軸の軽さ、跳ね返りの良さ、音の良さ
- キーキャップが簡単に外せるのでメンテナンス性が良い
- 1フレーズずつ打つのが楽しい
改めて並べてみるとなんだかざっくりした感想ですが、順に述べていきます。
1.赤軸の軽さ、跳ね返りの良さ、音の良さ
赤軸はCherryMX メカニカルスイッチの中で最もスプリングが柔らかく、キーの押し下げにかかる圧力が低いスイッチです。
とはいえRealforceの静電容量式には勝てないでしょ?と思っていましたが…
僕の体感では「赤軸のほうが軽い」という結果に。
まさかの出来事で驚きでした。
赤軸でもRealforceの静電容量式でもバネが入っているのは同じですが、バネの強度がちょっとずつ違っています。
キー耐久性:5000万回、キー弾力:45±15g、キーストローク:4-0.4mm
キータッチ
長時間の入力作業でも疲労が少ない、なめらかな感触を実現。全キー45±15gで、小指でも軽いタッチの良好なフィードバック感。
キーストローク 4mm
スペック上、ほとんど一緒どころかもう全く同じですね。
スペックで見ると同じなんですけど、体感は結構違っていたので驚きでしたね。
なんといっても赤軸は軽くて、なんていうか跳ね返りが早い。
静電容量無接点スイッチはスっと戻ってくるのに対して、赤軸メカニカルはギュン!と戻ってきます。
置いている指を離すというよりは押し上げられるような、そんな感覚です。
とはいえめちゃくちゃ跳ね返りがいいのかと言われるとそうじゃなくて、弾力の良さで運指を補助してくれるような、言うなればサポート的な。
まさにトランポリンでジャンプしているかのような、ジャンプ力を上げてくれるような理想の跳ね返りをもたらしてくれます。
これによってスムーズな動きでタイピングができるのが本当に楽しいです。
今は職場で使っているのですが、家のメインキーボードもメカニカルスイッチにしちゃおうかなと考えるレベルでベストマッチ…。
また今度レビューも兼ねて新製品を買うかもしれません。w
それに加えて打鍵時の音が結構イイ感じです。
メカニカルスイッチなのでカチカチ音に近い音ですが、厳密に表すなら「パシパシ」って感じ。
連続で入力すると「パシャシャシャシャ」って音ですね。デジイチで連写しているような音。
これが結構癖になりましてねぇ…キーを押し下げてスイッチが「パシ」と当たるのがマジで心地よくて、もうすぐRealforceを使い続けて2年になる僕でも一瞬で堕とされかけました。
手にとって初めて触った時の僕
「ふーん…案外普通の音じゃないかなぁ」
ちょっと使ってみた後の僕
「だんだん好きになってきたかも…///」
っという感じ。(どういう感じ?w)
キーボードに使う言葉じゃない可能性が高いんですけど、まさに「スルメ味」なんですよ。
噛めば噛むほど味が出るっていうじゃないですか。歌とか音楽もにもスルメ曲とか言われるように、赤軸キーボードもスルメ感がするんですよね…
ヘッドホンをしながらタイピングするなんてもったいない!とも感じるほどに。
(ちょっと盛りすぎましたwww)
とにかく音が良くて打つのが楽しい。そんなスルメキーボードですね。
2.キーキャップが簡単に外せるのでメンテナンス性が良い
このHyperX ALLOY FPS PROはキーボード自体のフレーム、というかベゼル?(枠)がないので結構簡単にキーキャップが外せます。
さすがにど真ん中のキーキャップをいきなり素手で外すのは難しいですが、周囲から攻めていけばあっという間に目的のキーキャップまで到達できます。
ずっとRealforceを使ってきた僕は、キーボードの清掃といえばひっくり返してエアダスターを吹くのが鉄板のやり方でした。
が、HyperX ALLOY FPS PROではキーボード本体から浮き出るような形でキーキャップがついているのでキャップ自体は本当にすぐ外せます。
キーキャップがついたままキーとキーの間の溝をスススーっとティッシュをくぐらせていたらキャップが取れちゃうレベルですぐ外れます。
なので力いらず。
メンテナンス性が非常に良く、キーキャップの交換も専用工具を使わなくても指を傷めずにできると思いますね。
キー自体が飛び出ているようなレイアウトなので溝に対してエアダスターをするにしてもメッチャ簡単で、実際にカスが取れているか見えるのも良いです。
まぁ、裏を返せば掃除しないと汚れが目立ちますよってことにもなりますけどね。
その辺りはサイバークリーンなどできれいにしてみましょう。
3.1フレーズずつ打つのが楽しい
音の良さは1で語ったとおりですが、その音を奏でるのはリズムの良さだったりもします。
このキーボードで文字を打つと、よくある安めのキーボードと違って確実に音が出ます。
パシパシパシといった、ちょっと軽めの音です。
この音は自分にしっかり聞こえるレベルの音です。なので自分がキーを打ったら100%聞こえるでしょう。イヤホンとかしてない場合ですけど。
その打鍵音が気持ちよくて、心なしか自然なリズムを奏でてるんですよ。
いつの間にか出てくるリズムに乗って1フレーズを打つのが楽しくて、ついつい文書を作っちゃうみたいな。
このキーボード、タイピングたのしー…。
HyperX ALLOY FPS PROの 英語配列は実際に使ってみてどう?
実は僕、これを実際に手にするまで知らなかったんですが…このキーボードは英語配列です。
エンターキーが細長かったり、「@」がShiftキー+2だったり、「~」が全然違う場所にあったり色々と違います。
さすがにファーストインプレッションは打ちづらかったです。
日本語入力モードにするのにキーを探したり、かなカナ変換キーがなかったり、エンターキーが細長いのでその真上にあるキーを誤入力しまくったり…
初めて英語配列キーボードで戸惑いはありましたけど、案外すぐ慣れました。
結論としては「思っていた以上に良かった」のが素直な感想です。
僕は仕事でCADを使用していましてね…これがまた結構ユーザビリティに癖があって、テキストコマンドを多用するんですが、コマンドは絶対に半角じゃないと動作しません。
グーグル日本語入力を使って半角入力を学習するよう固定していても、図面によっては文字が全角だから合わせないといけなかったりしてちょくちょく全角を使います。
そうすると今度は日本語入力モードになっているせいでコマンドラインに全角文字が入力されてしまい、コマンドエラーになるんです。。
とりあえずキーを打ったら半角/全角キーを押しとけみたいな手癖が付いちゃってましてね…数字の1キーの横にあるもんだからポンポン押しちゃうんですよ。癖で。
まぁ色々と不具合というか使い勝手が悪すぎたんですが、これが英語配列キーボードによって解消されました。
英語配列キーボードでは日本語入力モードにするためには「ALTキー」+1キーの横にある「`キー」を押す必要があるんですね。
複数キーを同時押しするので結構意識が働いて、癖で切り替えるのがなくなったんです。
するもうお分かりですよね。
そう。コマンドラインが安定して半角入力できるように!!!(なんて低レベルな次元の話なんだろう)
英語配列キーボードはAutocadベースのドローソフトを使う場合、めちゃくちゃ重宝します。
他にもゲームだけでなくプログラミングにもバリバリ使えるんじゃないかなって感じてたりします。
半角/全角が誤爆するのが多い場合は英語配列キーボードを試してみる価値ありますよ!
HyperX ALLOY FPS PROレビューまとめ
1万+ちょいで買える赤軸メカニカルキーボード HyperX ALLOY FPS PRO。
はじめて赤軸メカニカルスイッチを触りましたが、本当に柔らかくて程よいダンピングで跳ね返りの良さとか音が気持ちいいです。
このキーボードはなんと言ってもやっぱり赤軸採用というのが肝。赤軸は快感なんだと僕の脳みそに刻み込まれました。
メリット/デメリットはこんな感じ。
メリット(良いところ)
- 赤軸メカニカルスイッチによる軽快な打ち込み
- キーキャップが取り外しやすく簡単に清掃できる
- テンキーレスモデルはかなり小さい
- ちょうどいい跳ね返り具合で打つのが楽しくなる
デメリット(良くないところ)
- ちょっと高い1万3000円ぐらい
- LEDの色は赤で固定(ソフト等で変更不可)
- 英語配列なので慣れが必要
といった具合です。
リアルフォースと比べるとなんとなく軽く感じます。
といっても僕のリアルフォースはもう2年以上前のものなので少し古いですが。
個人的にもうちょとプッシュしたいと思う所は「重量」です。
リアルフォースよりも少し小ぶりなのに十分な重みで安定性抜群。
重すぎず軽すぎず、キーボード本体とUSBケーブルを分離できるので持ち運びが楽。
ちょっとデスク上をきれいにしたいなって時、ケーブルを離脱できるのでスペースを作りやすいのも嬉しいです。
もしキースイッチが壊れたとしてもスイッチ自体がバラ売りされているのですぐ直せますし、メカニカルキーボードは長く使うにはもってこいのアイテムだと分かりました。
今は主に会社で使用していますが、メインキーボードもメカニカルスイッチを採用しようかどうか迷うレベルで良いフィーリング。
またキーボードを購入したらレビューしてみますね。
コメント