皆さんは思い込みが激しいほうですか?
例えば、とある行動や言葉のあとに後悔したりとか。
冗談のつもりで言った言葉で友達が静かになってしまったとき、あなたはどう考えますか?
あっ…いまの言葉はマズかったな。きっと傷つけてしまっただろうな…
このように、相手の気持ちを確かめずに決めて付けてしまうのも「思い込み」のひとつです。
「思い込み」は想像以上に僕らを縛り上げています。
今回の記事では3つの思考と、それらへの対策法を紹介していきます。
・思い込みパターンその① 白黒思考
・思い込みパターンその② すべき思考
・思い込みパターンその③ 常識思考
これらを頭の片隅に置いておけば「あっこの前どっかのブログで読んだぞ!」と思い返せるでしょう。
そんなとき、どう対処すれば適切なのかも一緒に思い出してみてください。
あとでこうすればよかった、と強く落ち込むこともなければ、よりよく物事を捉えて前を向けることかと思います。
できれば、片隅ではなくしっかりと意識してほしいですけどねw
では、進めていきましょう。
思い込みパターンその① 白黒思考
白黒思考とは
白黒思考とは、物事をはっきり白と黒とで分けてしまう思考のことを言います。
良いこと悪いことを全てに当てはめてしまうんですね。
あなたが友達とランチに行ったとしましょう。
その場所はインターネットで調べ、実際には行ったことがない場所です。
アタリなのかハズレなのか結果論でしかないんですよね。
あなたが「とんでもなく好みに合わなかった!二度と行かない!」と思ったとしても、
友達にはアタリの店だったりします。
雰囲気や匂い、空気感などの好みは人それぞれですもんね。
このハズレ体験は友達もきっと残念がっているだろうなと決めつけてしまうのが白黒思考です。
~だっただろうな
というのは、良い意味でも悪い意味でも思い込みでしかありません。
相手の真意を知らないまま白黒とはっきり決めつけてしまう「思い込み」は思考をネガディブにさせてしまうでしょう。
あの時こうすればよかったと思っても、過ぎたことはどうしようもありません。
こんな素敵なデートプランを用意したんだから相手はきっと喜ぶハズだ!と良い方向に決めつけていても、相手は全然そんなことなかったとか。w
お金をかけまくって豪遊するデートよりも、公園でのんびり二人の時間を過ごすほうが好きなんだっていう方もいるかもしれませんよね。
切ない話ですが、あるある、と思っていただけるんじゃないでしょうか。
白黒思考とは「はっきり白黒つけてしまう」、まさに文字通りの思考です。
この思い込みに対してどうアプローチしていけばいいのかを具体的に落とし込んでいきましょう。
白黒思考の対策
白黒思考にはずばり、決めつけないこと。
良いことと悪いことを意識しないというのは大変ですので「もしかして」を考えてみましょう。
先程のデートの話に当てはめるとすればこうです。
きっと楽しんでもらえているだろうけど、もしかしたらハードなスケジュールを組んでしまってるかも?
こういった思考ができれば、白黒思考による「思い込み」から脱却できています。
「もしかして~○○?」を脳内でシミュレーションしてみるんです。
相手のテンションが思うように上がらなかったり、あんまり楽しめていないんじゃないかな?と感じることがあれば、すかさず考えてみましょう。
もしくは、直接聞いてみるのもいいでしょう。
そうすればその後に何をすればいいのかわかるんじゃないでしょうか。
相手が疲れているのであれば、喫茶店や公園にいってのんびりするも良し。
風に当たりたいのであれば、街から少し離れた所にいってみるも良し。
このように、相手の気持ちを決めつけないで「もしかして」と思いさえすれば、独りよがりにもならず、相手に寄り添った素晴らしい対応ができるのです。
仕事がうまくいかない時でも「もしかして」を活用すれば、突破口が見えるかもしれません。
白黒思考の決めつけによって強く思い込んでしまうと、なかなか抜け出せないものです。
きっとこうに違いない と思っている自分に気がついた時「もしかして」を思い出してください。
きっとこうに違いない?だろうけど、もしかして… が白黒思考から抜け出す唯一の方法です。
思い込みパターンその② すべき思考
すべき思考とは
~~すべき。とは、ずばり 縛り なのです。
~すべき。こうあるべき。といった自分の姿や他人の姿を決めつける。これも非常に怖い「思い込み」のひとつです。
例えば僕のようにブログを書いている人。
毎日ブログを更新するべきだ!とか
人の役に立つ記事以外は書かないべきだ!とか。
~~すべきというのは、ある意味では目標でもあります。
年収1000万を達成したければ、○○は最低限行うべき。とか。
でもそれは、その方法で成功した人がいるからこそ成立している内容であって、それを自分に重ねたとき必ずしもうまくいくとは限りません。
僕もこうして今ブログを書いているのは、副業の練習がてらですが…ブログで成功している多くの人達がやってきた方法をそのままマルっと写すのは無理がありました。
そもそも努力の基準値が違いすぎるとか、そういった内容でもありますが。
自分はこうあるべき、ではなく「こうありたい」と思うようにしてみてください。
この辺りは別記事でも詳しく書いていますので、ぜひ参考までに。
参考リンク>>>なりたい自分になるには、ありたい自分でイメージしよう。
繰り返しますが、~~すべき。というのは縛りなのです。
すべきである姿を想像して進むのは良い効果ですが、すべきである姿に縛られるほうがよくあるのです。実際に。
仕事も生活も、継続…。続けていくなかで自分なりにコツやさじ加減を見つけていくものですよね。
~~すべきなのは、無理に自分を縛ろうとしているに過ぎません。
~~すべきは例え自分自身が課せた課題であったとしても、時に重りになります。
体力をつけたければ毎日朝早起きしてトレーニングすべき。
これをできる人には何も問題ありません。でも、できない人も多くいるのが現実なんです。
みんながみんな、簡単にできたら苦労していませんよね。
~~すべき。が自分の負担に感じているのであれば、ヤメましょう。
一旦段階を落として、週3は早起きしよう。など、自分が無理なく続けていける課題にチェンジしていくんです。
毎日ブログを書かなきゃ!なんてメンタルでは、到底続けることもできないでしょう。
実際僕がそうでしたし、今は1週間に1回ぐらいの自分のらく~なペースで続けています。
たまにめちゃくちゃブログが書きたくなるんですよねww
そんなときには書こう!この話を共有したい!って結構強く思ってしまって、普通に4000とか5000文字ぐらい書いています。
では、すべき思考の対策方法へと進んでいきましょう。
すべき思考の対策
~すべきなんていう重りはスパっと取っ払いましょう。
自分はこうあるべきだ。とか、読書家なら月30冊は読むべきだ。とか。
~~すべきである思考は自分に対しても他人に対してもあまり有益ではない考え方ですので、しっかりと抜け出していきましょう。
~~すべき思考から抜け出すには「辛いと思ったら一旦立ち止まって周囲を見渡す」ことです。
仕事を続けるのが辛い。
一人暮らしが辛い。
人間関係が辛い。
そんなときは無理に「仕事を続けるべき」とか「大人になったら一人暮らしをするべき」とか「人間関係をうまく築くべき」と考えないようにします。
合わない仕事を続けるべきだって誰が決めたのでしょう?
大人になったら一人暮らしをするべきって誰が言っているのでしょう?
人間関係はうまくやらなければいけないのはなぜでしょう?
これらは、その方法でうまく適応できた人たちが自分の成功体験から言うのです。
自分はこうやって抜け出したから、あなたもきっとこうやれば抜け出せるよ!と。
まぁ確かにひとつのアドバイスなのかもしれませんが、その人にとってうまくいった手法に過ぎません。
僕はまだ30歳にも満たない、世間的には若造と呼ばれる年代です。
しかし、既に4回もの転職を経て現在に至ります。
1度の転職でうまくいった人は多いかもしれませんが、自分にもそれが当てはまるとは限りません。
実際に僕は4回も転職しているにも関わらず、さらに現在も水面下でいろいろ工作している最中です。
~~すべき思考に捕らわれて、自分に興味のない仕事を選び、何の成長もない仕事や無駄な作業ばかりに明け暮れる毎日。
であれば、仕事を続けるべき というのは僕には当てはまらないんですよね。
いつどんな時に仕事をやめても食っていけるように、こうしてブログを書いていますし。
少し話が脱線してしまいましたので、戻していきましょう。
~~すべき思考から抜け出すためには「辛いと思ったら一旦立ち止まって周囲を見渡す」ことです。
ブログを続けるのが辛いなら、ゆっくりのんびりブログを書いている人を探してみましょう。
あ、僕も(私も)こんな感じでいいんだ!と気づいてくれれば、僕もあなたの役に立てて嬉しい限りです。
思い込みパターンその③ 常識思考
常識思考とは
常識思考とは、いわゆる「社会通念上」で正しいかどうかを判断してしまう思考です。
いやいや常識で考えてこうでしょ!!ってのは、よく聞くフレーズなんじゃないでしょうか。
でもこれって案外、自分の私生活上での常識(当たり前なこと)なんです。
例えば、バスタオルは1回使っただけでは洗わない人。俳優の松坂桃李が求める理想の妻に、この要素を挙げていましたよね。
毎日バスタオルを交換する人からすればなかなか分かり合えない行為です。
なぜか?
毎日バスタオルを交換する人は、水分によって増殖する菌に対して嫌悪感を抱いていたり、いつも清潔に使いたいと思いますよね。
多くの人々が同じ価値観を持っていると、自分の中の当たり前が「常識」に昇華されていきます。
いわゆる同調圧力というもので、多数派が正しいと思い込んでしまうからです。
いやいや、タオルは1回使ったら洗うでしょう!? という考えは、いつもタオルを洗っているからこそ出てくる思考です。
交換しなくても平気だよって人ももちろんいます。でも、日本では少数派かもしれませんよね。
そんな人達に向かって「常識的に考えて」というのは、価値観の押し付けとも言えるんじゃないでしょうか。
孫が祖母の介護をするのはおかしいことでしょうか?
家庭の状況、孫の心境なども知らずに、常識的におかしいと言えますか?
社会通念上では、親の介護は子がするでしょう。
孫が介護するのはおかしい。と、非難されるでしょう。
でもそれって誰が決めたのでしょう?
「常識」と言われているのは、多数派の考え方を「一般的」として置き換えているだけですよね。
フリーランスになって生きていくのも、非正規雇用で生きていくのも一般的ではありません。
なぜなら、たいていの人が正規雇用だから。
このように「一般的である」のは、なかなかに怖い思い込みだったりします。
では、常識思考から抜け出すためにはどのようにすればいいのか考えていきましょう。
常識思考の対策
常識思考を覆すには、相当な熱量がいるのは間違いないでしょう。
なんたって一般的ですので、普通にはできません。
では、どうすればよいか?
ずばりこうです。
「逆パターンを考える」
これに尽きます。
白黒思考の対策と少し似ていますね。
「もしかしたら、こうじゃないの?」を取り入れてみましょう。
タオルは1回使ったら交換するのが常識的 に対して、もしかしたらこうじゃないの?を適用すると
タオルは洗えば洗うほどごわごわになっていくし、もしかしたら柔らかさをキープしたいんじゃないの?
みたいに、逆パターンを考えてみてください。
いわゆる「多角的な視野」をもってみてください。
「確かに常識ではこうかもしれないけれど」
が肝ですね。
この思考ができるようになれば、相手を一方的に傷つけることもなければ、自分も傷つきにくくなります。
相手の常識ではそうかもしれないけど、僕は私はこうなんだよ。って思えれば、それほど大きなダメージではない気もしますよね。
まとめ
白黒思考には「もしかして」
すべき思考には「立ち止まる」
常識思考には「確かにそうかもしれないけれど」
で対応していきましょう。
最近、心理学についてハマっているのでまた心理学の話題を持ってくると思います。
この記事を読んで面白いなと思えたら、ぜひ心理学を勉強してみてください。